レーシングカートを始めたい子供にかかる費用を徹底ガイド!!


「子どもがレーシングカートに興味を持っているけれど、一体どれくらいの費用がかかるのだろう?」
そんな疑問をお持ちの保護者の皆さまへ。
風を切って走る爽快感と、コンマ1秒を競うスリルが魅力のレーシングカートは、子どもたちの好奇心や挑戦心を育む素晴らしいモータースポーツです。
しかし、本格的なスポーツであるだけに、費用面が気になるのは当然のこと。
結論からお伝えすると、
気軽にレンタルカートから始めるなら月々1万円前後から、本格的に自分のカートでレースを目指すなら年間で50万円〜100万円以上が費用の目安となります。
この記事では、お子さんがレーシングカートを始めるにあたって必要な費用の内訳から、具体的な始め方、そして費用を抑えるためのポイントまで、保護者の皆さまが知りたい情報を分かりやすく徹底解説します。
夢に向かって走り出すお子さんを、安心して応援するための第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。
子供がレーシングカートを始めるには?

まず、お子さんがレーシングカートを始めるための基本的な情報を確認しましょう。
対象年齢と必要なスキル
多くのカート場では、身長110cm〜120cm以上、おおよそ5〜6歳頃から乗れるキッズカートを用意しています。
特別な運転スキルは必要なく、最初はアクセルとブレーキの操作を覚えることからスタートします。
大切なのは「やってみたい!」というお子さんの気持ちです。
ほとんどの子供たちは、数回の走行で基本的な操作に慣れることができます。
初心者向けの始め方
いきなり高価なカートを購入する必要はありません。
まずは、お近くのカート場で開催されている体験走行やレンタルカートを利用するのが最も手軽で安心な始め方です。
「[お住まいの地域] カート場 子供」などで検索し、気軽に足を運んでみましょう。
多くのサーキットでは、初心者向けの「キッズカートスクール」や「レーシングスクール」も開催されています。
専門のインストラクターが基礎から丁寧に教えてくれるため、安全に楽しくスキルアップできます。
まずは親子で見学に行き、サーキットの雰囲気やお子さんの反応を見てみるのがおすすめです。
子どものレーシングカートにかかる費用内訳
それでは、具体的にどのような費用がかかるのか、内訳を詳しく見ていきましょう。
初期費用:まずは安全装備から
安全に楽しむために、ヘルメットやスーツなどの装備は必須です。
項目 | 目安費用(新品) | 備考 |
---|---|---|
ヘルメット | 30,000円~ | JAF公認のカート用ヘルメットが必要です。 |
レーシングスーツ | 20,000円~ | 難燃性のカート用スーツを選びましょう。 |
グローブ | 5,000円~ | ハンドル操作を補助し、手を保護します。 |
シューズ | 10,000円~ | 薄底でペダル操作がしやすい専用品が推奨されます。 |
ネックガード | 5,000円~ | 万が一のクラッシュ時に首への負担を軽減します。 |
リブプロテクター | 10,000円~ | 肋骨を保護する重要なプロテクターです。 |
合計 | 約80,000円~ |
これらは安全に関わる重要な装備です。最初はレンタルで済ませられる場合もありますが、本格的に続けるなら体に合ったものを揃えましょう。
【マイカートを購入する場合】
レース出場などを視野に入れると、自分のカートが必要になります。
- キッズカート(新車): 30万円~50万円程度
- キッズカート(中古): 15万円~30万円程度
最初は中古車から始め、慣れてきたら新車を検討するのも良いでしょう。
月額・維持費用:練習を重ねるためのコスト
カートを続けるには、継続的な費用がかかります。
項目 | 目安費用(月額) | 備考 |
サーキット走行料 | 10,000円~40,000円 | 週末に月2~4回練習した場合の目安です。 |
ガソリン・オイル代 | 5,000円~15,000円 | 走行頻度によって変動します。 |
タイヤ代 | 25,000円前後(1セット) | 消耗品のため、数ヶ月に1回の交換が必要です。 |
メンテナンス費 | 5,000円~ | チェーンやプラグ交換など。 |
カート保管料 | 5,000円~15,000円 | サーキットに預ける場合の費用です。 |
合計(目安) | 25,000円~80,000円 | レンタルかマイカートかで大きく変わります。 |
大会出場費用:ステップアップのための挑戦
レースに参加するようになると、以下の費用が追加でかかります。
- エントリー費: 1レースあたり15,000円~30,000円程度
- 交通費・宿泊費: 遠方のサーキットに行く場合は実費
- ライセンス取得・更新費: JAFライセンスなどが必要になります。(年間数千円~)
年間予算の目安とシミュレーション

お子さんの取り組み方によって、年間の総費用は大きく異なります。
【初心者】レンタル中心で楽しむパターン
まずは週末の楽しみとして、レンタルカートやスクールを中心に活動する場合のシミュレーションです。
- 初期費用(装備): 0円(レンタル)~80,000円
- 月額費用(スクール・走行料): 10,000円~30,000円
- 年間合計:約12万円~44万円
【本格派】マイカートでレース出場を目指すパターン
自分のカートを持ち、レース出場を目指して本格的に練習する場合のシミュレーションです。
- 初期費用(カート・装備): 23万円(中古)~60万円(新品)
- 年間維持費用(練習・消耗品等): 30万円~80万円
- 年間合計:約50万円~140万円以上
レースの頻度や、メカニックのサポートを依頼するかどうかによって、費用はさらに変動します。
レンタルカートとレーシングカートの違いは何?
上記でご紹介した通りレンタルカートはカートをレンタルして楽しむカートになります。
レーシングカートは各自でカートを所有することになりますので、そこが大きく違います。
さらにマシンの性能も大きく違いがでてきます。
※ただしレンタルカートでも、かなりスピードも出ますので迫力満点です。
費用を抑えるポイント
「思ったより高い…」と感じた方もご安心ください。費用を賢く抑える方法もあります。
- 中古の装備やカートを活用する: 最初のうちは、信頼できるショップや知人から中古品を譲ってもらうのがおすすめです。
特に成長期のお子さんの場合、すぐにサイズが合わなくなることもあるため、賢く活用しましょう。 - 地域のカートショップやチームに相談する: 地域のカートショップやレーシングチームは、中古パーツの情報や安価なメンテナンス方法など、様々なノウハウを持っています。
積極的にコミュニケーションを取り、情報を集めることが重要です。 - 親子でメンテナンスを行う: 簡単なメンテナンスを親子で学ぶことで、工賃を節約できるだけでなく、マシンの構造を理解し、親子のコミュニケーションを深める良い機会にもなります。
おすすめのカートスクール・サーキット(地域別)

初心者のお子さんを安心して任せられる、おすすめの施設を一部ご紹介します。
- 【中国エリア】中山カートウェイ(岡山県)
- 岡山県和気郡にある本格的なレーシングカート専用サーキットです。
全長約740mのテクニカルなコースで、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
- 岡山県和気郡にある本格的なレーシングカート専用サーキットです。
- 【関東エリア】新東京サーキット(千葉県)
- 都心からのアクセスも良く、キッズ向けのスクールが充実。
レンタルカートも豊富で、気軽に始めやすい環境が整っています。
- 都心からのアクセスも良く、キッズ向けのスクールが充実。
- 【関西エリア】舞洲インフィニティサーキット(大阪府)
- 大阪市内にありアクセス抜群。
キッズカートの体験から本格的なスクールまで、レベルに合わせたプログラムが用意されています。
- 大阪市内にありアクセス抜群。
※上記は一例です。お住まいの地域にも、子供向けのスクールを開催しているサーキットがきっと見つかります。
「[地域名] カートスクール 子供
」で検索してみてください。
まずはサーキットへ!体験から夢への一歩を
レーシングカートは、決して安価な習い事ではありません。
しかし、目標に向かって努力する経験、勝利の喜びや敗北の悔しさ、そして仲間との絆は、お金には代えがたい貴重な財産をお子さんにもたらしてくれるでしょう。
最初からすべてを完璧に揃える必要はありません。
まずは親子でサーキットに足を運び、走行するカートの音や匂い、スピードを肌で感じてみてください。
そして、一度体験走行やスクールに参加し、お子さんが心から「楽しい!」と感じるかどうかを見極めることが大切です。
その笑顔が、夢へのアクセルを踏み出す最高の合図です。
この記事が、お子さんとご家族の素晴らしい挑戦を後押しする一助となれば幸いです。